【不動産の遺産分割】話し合いに応じない長男がいたが、弁護士が介入したところ早期に解決し、2000万円程度アパート(収益物件)を相続できた事例
ご依頼者様の年齢、お住まいの地域
50代後半、那覇市
ご依頼者様が法律事務所に相談に至った経緯
被相続人であるお母様が所有していたアパート(収益物件)の相続についてご相談にいらっしゃいました。
相続人はご相談者の他に、お父様と、長男、二男でした。お父様と二男はご依頼者に相続分を譲渡することを決められていらっしゃいましたが、ご長男さんとは話ができないような状況でした。
今回問題となったアパートには、以前ご長男さんが2つの部屋に住まわれていたことがあり、その時の私物が置いたままになっていました。そのためその部屋を貸すこともできず、困っていらっしゃいました。
ご依頼者様の目的としては、2部屋にわたって占拠している荷物を出し、部屋の原状回復をし、無条件でご依頼者様が単独取得する遺産分割を成立させたいというものでした。
弁護士が対応したこと
まずは相手方に対して、アパートの使用を継続してきたことで既に十分な経済的利益を受けている旨と、その部屋の原状復帰と明渡しのお願い、アパートをご相談者が単独取得することを認めていただきたい旨の通知書(内容証明)をお送りしました。
その後,相手方から電話で「話をしたい」とご連絡をいただきました。
相手方には2~3回事務所にお伺いいただき、お話をさせていただきました。お話合いのなかで当初ご長男様は代償金が欲しい意向のようでしたが、これまで長年にわたり部屋を利用し利益を得られていることなどをお話したところ、最終的にはご依頼者様のご意向を全て承諾いただけました。
結果
相続財産は金額に直すと、約2000万円程度獲得することができました。
解決期間は3か月程度と非常にスピーディーに解決できました。
担当弁護士の所感・今回の事件のポイント(担当弁護士:秀浦先生)
今回のような事案では調停(裁判所での解決)になってしまうと、法定相続分の代償金を相手方にお渡しすることになるような事案でした。
今回は相手方と弁護士が穏当に丁寧に交渉を進めることができたことで、ご依頼者様にとって利益の大きい事件解決結果となりました。
ご依頼者様が相手方と話し合いが不可能と判断し、早期に弁護士に依頼したことで、利益の最大化・早期解決を図れた事案でした。
相手方が話をできないような状態であれば、ご自身で遺産分割協議を進めようとせず、早期に専門家へ依頼すべきです。
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