【遺産分割】長男からの攻撃をブロックし、法定相続分通りの遺産を獲得できた事例
相談者の属性
A様 50代女性、那覇市在住
相続財産の種類
軍用地、預貯金
相談の背景
A様は5人兄弟(長男、次男、三男、四男、長女)の末っ子でした。母親はすでに死亡しており、今回、父親の死亡により相続が発生しました。遺産分割の話し合いは長男が主導し、男兄弟4人でその遺産を分配し、長女であるA様には一切相続させないという方向で話し合いが進められました。他の男兄弟3人も自分たちは遺産を相続できることから、長男側についていました。
長男はA様に上記内容の遺産分割協議書に同意するように執拗に迫ってきました。A様としても、自らも同じ子どもの1人であることから、上記内容の分割方法には納得できないと考えていました。しかしながら、長男はA様の話に聞く耳を持ちませんでした。それどころか、頻繁に電話で連絡し、執拗に同意するように迫ってきました。
A様は気が滅入り、長男からの電話を無視するようになりましたが、長男はメールで「来週、Aの家に行くから、その時に遺産分割協議書に署名押印するように。そうしないと許さない。●●家を崩壊させるつもりか」という脅しのようなメッセージまで送ってきました。
そのような状況で、A様は、長男の要求に自分自身ではどうしていいかも分からなくなり、当事務所に相談に来られました。
弁護士が対応したこと・結果
私は、上記内容の相談を受け、A様にも法定相続分を取得する権利があることを説明し、私が対応すれば、その権利を実現することを説明し、その場でご依頼を受けました。
そして、私はその場で長男に対して電話し、①今回の遺産分割についてA様の代理人となったこと、②今後、遺産分割協議についてはA様に連絡するのではなく私に連絡するように伝えました。長男は、「A様本人と色々と話をすることがある」等と主張してきましたが、私からは、A様が長男と連絡を取ることを望んでいないことを説明し、必ず私に連絡するように伝えました。
このことにより、長男からA様に対する連絡・訪問は一切なくなりました。その場にいたA様からは、「他の場所にも相談に行ったけど、その場で相手方に電話してくれるところはなかった。電話しているのを聞いていて安心した。本当にありがとう。」と言っていただけました。
その後、私は、家庭裁判所に遺産分割調停の申立てを行い、調停において、A様の法定相続分を確保する内容の調停を成立させることができました。
弁護士からのコメント
このような相談はよくあります。
法律上は法定相続分が認められるにもかかわらず、長男など他の兄弟に相続しないことを執拗に求められ、自らの希望を全く聞き入れてもらえずに困っている事例です。
相談者の中には、執拗な要求に対して気が滅入ってしまい、もうそのまま相手方の要求に応じてしまおうかと考えるほどの方も多数いらっしゃいます。
しかしながら、当事務所にご依頼いただければ、上記のように、相手方からの攻撃を弁護士がブロックし、本来取得すべき法的権利(法定相続分通りの遺産)を実現することができます。
本件のような内容でお困りの方は多いと思います。その際は、ぜひ一度、当事務所までご相談ください。
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