株式・投資信託等の相続手続サポート
1. 株式および投資信託の相続手続きの流れ
株式は、証券口座を通じて購入する場合と、会社のオーナーなどが出資をして取得する場合があります。また、投資家から集めた資金で株式や債券を運用する投資信託も含め、これらの資産を保有している場合、相続手続きは次のように進めます。
1-1. 証券口座を通じて購入した株式の相続
証券口座を通じて購入した株式を相続する場合は、まず遺産分割を経て相続人を確定させます。その後、相続人が同じ証券会社に新たな口座を開設し、株式を移管します。
1-2. 会社に出資した株式の相続
会社に出資して取得した株式を相続する際は、会社の株主名簿の名義を変更する手続きを行います。この手続きの一環として、譲渡制限会社では、相続で株式を取得した方に対して株式売渡請求権を行使することがあります（会社法第174条）。
1-3. 投資信託を相続した場合
投資信託も相続対象となる財産です。被相続人が亡くなった時点で、証券会社に連絡して投資信託の口座を凍結し、その後、相続人の口座に移管されます。
2. 必要書類
各相続手続きで必要な書類は以下の通りです。
2-1. 証券口座を通じて取得した株式の相続手続きに必要な書類
- 被相続人および相続人の戸籍謄本
- 相続人全員の住民票
- 遺産分割協議書
- 相続人全員の印鑑証明書
- 証券会社が指定する書類（証券会社ごとに異なるため確認が必要です）
なお、遺言書の内容に従って相続した場合は、遺産分割協議書や相続人全員の印鑑証明書、戸籍謄本、住民票は不要となります。その代わりに、遺言書（検認が必要な場合は検認証書または検認済証明書）と受遺者の印鑑証明書を提出します。
2-2. 会社に出資して取得した株式の相続手続きに必要な書類
会社に出資して取得した株式の相続手続きに必要な書類は、会社ごとに異なります。被相続人の戸籍謄本は必須ですが、それ以外の書類は遺言書の有無や会社の内部手続きにより異なりますので、保有する会社に直接確認してください。
2-3. 投資信託を相続した場合に必要な書類
- 相続人および被相続人の戸籍謄本
- 遺産分割協議書
- 相続人全員の印鑑登録証明書
- 証券会社が指定する書類（証券会社ごとに異なるため問い合わせが必要です）
関連ページはこちら
弁護士法人琉球法律事務所が選ばれる5つの理由
-
- 1
- 累積相続相談実績
1,800件以上
（2016～2024年）
-
- 2
- 初回相談０円
完全個室の相談室
-
- 3
- 軍用地の相続に強い
沖縄の実績多数
-
- 4
- アクセス良好
牧志・美栄橋駅
徒歩10分
-
- 5
- 100件を超える顧問先
から選ばれている
信頼感
