ご相談者の情報
ご相談者は60代の女性で、那覇市にお住まいの方でした。お母様の相続をめぐって、相続財産を確認していく中で、多額の使途不明金があるのではないかとの疑いが生じ、他の親族による財産管理の状況に不安を感じてご相談に来られました。
ご相談の背景
本来であれば、もっと財産が残っているはずなのに、実際に確認すると預貯金の残高や出金状況に不自然な点が見受けられるという状態でした。このようなケースでは、単に「遺産分割をどうするか」という問題にとどまらず、そもそも相続財産の全体像を正確に把握できているのかが大きな争点になります。ご相談者としては、まず何が起きていたのかを明らかにしたいという思いでご相談されました。
弁護士の対応
ご依頼を受けた後、銀行取引履歴などの資料を丁寧に精査し、出金の時期・金額・内容を一つひとつ整理しました。そのうえで、説明のつかない出金について相手方に説明を求め、必要に応じて訴訟も視野に入れた対応を進めました。感情的に「使い込まれた」と主張するのではなく、客観的な資料に基づいて問題点を積み上げることで、ご相談者の正当な取り分を回復できるよう努めました。
解決結果
その結果、ご相談者は3,000万円の適切な遺産を獲得することができました。使途不明金の問題をうやむやにせず、証拠に基づいて財産内容を見直したことで、本来受け取るべき相続分をしっかり確保することができた事例です。
担当弁護士のコメント
使途不明金が疑われる事案では、感情的な対立が先行してしまいがちですが、最も大切なのは証拠です。通帳や取引履歴を丁寧に調べることで、初めて見えてくる事実があります。相続財産が不自然に減っていると感じた場合には、早めに専門家に相談することで、適切な回復につながる可能性があります。