遺産分割

たくさんの相続人がいたものの、実家の土地建物を単独で取得できた事例

ご相談者の情報

ご相談者は70代の男性でした。お父様名義のまま長年放置されていた那覇市内の実家の土地建物について、相続人が多数にのぼり、しかも県外在住者や面識のない親族も含まれていたため、ご自身だけでは手続を進められずにご相談に来られました。

ご相談の背景

ご相談者のお父様はすでに亡くなられていましたが、遺産分割の手続が行われないまま長期間が経過し、不動産の名義もそのままになっていました。しかも、ご相談者は8人兄弟で、すでに亡くなっている兄弟もいたことから、その配偶者や子にも相続が発生していました。当事務所で調査したところ、ご相談者を除くだけでも20名の相続人がいることが判明しました。ご相談者としては、今後も住み続ける実家をできればご自身の単独名義にしたいと考え、ご相談に至りました。

弁護士の対応

ご依頼後は、まず相続人の調査を行い、誰が権利者なのかを明確にしました。そのうえで、ご相談者が単独で取得できる可能性を高めるため、他の相続人から相続分の譲渡を受ける交渉を進めました。その結果、20名の相続人のうち19名から相続分の譲渡を受けることができました。残る1名については遺産分割調停を申し立て、裁判所に対して、ご相談者が代償金を支払うことなく単独取得する内容の判断を求めました。

解決結果

その結果、ご相談者は希望どおり、実家の土地建物を単独で取得することができました。裁判所の審判も確定し、連絡が取れなかった相続人からの異議もなく、複雑化していた相続関係を整理したうえで、最終的にご相談者の名義にまとめることができた事例です。

担当弁護士のコメント

相続人が多い案件では、放置すればするほどさらに相続が重なり、解決が難しくなることが少なくありません。本件では、相続人調査と相続分譲渡を丁寧に積み重ねたことが、最終的な単独取得につながりました。関係者が多い相続ほど、早めに着手することが重要です。

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